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2008 10,31 20:19 |
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十月ももう終わりですね。今年もあと二ヶ月か。はやいもんだ。
マスタースタイルが全く発現しないんですがこれは一体どうしたら。えっちょっとせめてPA全制覇を目標に掲げたのにそんな馬鹿な。何か隠し条件でもあるのか…? 5のダブルヒーローより3のダブルヒーローの方がかっこいいですね。あ、フミコミが入らないほうです、フミコミBが入手できてないので見てないので。5はカーネルとのダブルアタックののBレインラッシュもなんか微妙なんだよなあ…。 6のツインリーダーズも見たいんですが何せブルースSPをSランク撃破などできない。カーネル? 誰それおいしいの? ティアは少し困ったような、あきれたような顔をしていた。止める気は無いらしい。
「まあ簡単に言えば、ごはんを楽しく好き嫌い無く食べられる人ほど、人間関係も円満に、楽しい毎日を送れる、ということです。そしてまた、その逆も然り」 それを聞いて、好き嫌いの多い自覚は十分にあるのだろう、ルークが露骨に嫌そうな顔をした。ガイもさすがに苦笑している。 「ふーん、何となくわかる気はするなー。やっぱりごはんはおいしそうに食べてくれる人と一緒に食べる方がおいしいような気がするし」 アニスが言うと、ナタリアもそれに頷いた。 「そうですわね。案外、そういう何でもないようなところに、人の性格というものは表れてくるのかもしれませんわ」 「というわけで、ルーク。もっと好き嫌いなく、いろいろ食べましょう」 にっこり笑って、ジェイドは、自分の皿に乗っていたブウサギの肉をひょいひょいとルークの皿に押し付けた。 「ちょ、ジェイド、おま! 自分が食べたくないだけだろ!」 「何を言うんですかルーク。これはあなたの健康と、人間関係を思ってのことですよ。それに私はもう十分すぎるほどいただきましたし」 肉が減ってやや嵩が少なくなったスープを、ルークの手の届かない範囲にやってから(もちろんこぼすような無様な真似はしない)、足りないならついであげましょうかと付け加えると、ルークは大きなため息をついた。 「ああーもう、食べりゃーいいんだろ、ったく!」 そういって少々やけっぱちになったルークに、ジェイドはさらに追い討ちをかける。 「つまりルークは、自分の嫌いな人間とも、付き合えばいいんだろ、とぶつくさいいながら付き合うと。そんなことでは世の中渡っていかれませんよ」 そう、黙って平らげる程度の忍耐力は必要だ。彼がこの先、貴族のレプリカとして、生きていくつもりならなおさら。 ルークは、ほんっとーに嫌味だなお前…、と、諦め半分呆れ半分といった調子で呟いた。ガイは慰めるように、スプーンを握る少年の肩を叩いて、ま、好き嫌いを減らすことは大事だからな、と、フォローにさえなっていないことを言った。 その夜のことだ。 見張りの交代だと肩をゆすりながらルークの名を呼ぶ。寝ぼけ眼をこするルークの無防備な顔を間近で見て、ジェイドの心にふと悪戯心がわいた。 「ルーク」 「何だよ」 寝起きの彼の機嫌はよくない。ルークはじろりと上目遣いにジェイドを見上げた。 「トリック・オア・トリート?」 「はあ?」 ルークはおもいっきり怪訝そうな顔をした。 「…普通、逆だろ?」 「いいじゃないですか。で、悪戯か、もてなしか」 ルークは答えず、ちらりと上天を見上げた。それから、にや、と笑う。 「トリック」 「は?」 「だから、悪戯」 予想もしない要求に慌てるルークをからかうつもりのはずが、ジェイドの方が不意を打たれて一瞬うろたえる。が、せっかくの申し出だ。これは盛大にからかわなくては、と気を取り直したジェイドは、では早速、と、ルークの跳ねた後ろ髪を思いっきり引っ張った。 「あだぁっ?! な、何すんだよジェイド!」 引っ張られている部分を押さえて、ルークが叫ぶ。本気で痛かったのだろう、目がやや潤んでいた。 「何って、悪戯ですが」 「悪戯ってかこれ思いっきり暴力だろ!」 しれっと答えたジェイドにルークはなおも食って掛かった。その唇の前に人差し指を突き出し、聞き分けのない子どもを叱るような口調をことさらに作る。 「こんなの暴力のうちにも入りませんよ。それにあまり大きな声を出すと、皆が起きてしまいますよ」 ジェイドの指摘に、わかってるけど今ひとつ釈然としない、と顔全体で表現しているルークの様子があまりにも幼い。普段はあまり意識されないルークの実年齢だが、こういうときばかりは、十に満たない子どもにふさわしい表情を見せる。 知らず口元をほころばせると、それを見たルークはふと先ほどまでの怒りを消して、ぽつり、と言葉を零す。 「ジェイドはずるい」 置いていかれた子どものような顔だ。 「大人はずるいものです」 そう答えて、頭をなでた。 嫌いな食べ物なら捨てればいい。食べる食べないのニ択。しかしそれを選んだときに付随するものをいつも計算している、できなければならない。だが、もてなさなければ、いたずらされるのだ。 そうならないためにうまく立ち回る手段を、身に着けなければ。 「…ジェイド」 「何ですか」 「………や、なんでもない」 「心配しなくても、何も企んでないですよ」 碧の瞳が大きく見開かれる。やはり彼は素直すぎる。 「あなたの失礼な想像も、今日のところは聖人に免じて許してあげましょう」 自分らしくは無い言い方だが、今日くらいは、と、自分に言い訳をしている。と同時に、今はもう聖人節の日だとわかっている、と言外に告げれば、ルークはややばつの悪そうな顔をした。 「って、俺が何考えたかわかったのか」 「予想はつきます」 もう一度だけ赤い髪をなでて、ジェイドは言った。 「わたしは、好きなものは別に最後までとっておいたりはしません。…その代わり、作り方を覚えます」 「は?」 「つまり、そういう対応の仕方もあるということですよ、ルーク」 まあ、ものによりますけどね、と付け足し、少年の頬を指先でなぞる。ややマロ身を帯びたそれも、いずれは、余計な線を落とすのだろうか。 「覚えておいて、損はありません。では、見張り番、頑張ってくださいね」 「…ああ。おやすみ、ジェイド」 「おやすみなさい、ルーク。でも寝ないでくださいね」 わざとからかうように言ってやれば、わかってるよ、と拗ねたような返事。 夜はまだ深く、声はすぐに闇に消えた。 これジェイルクって言い張っていいの? というかそもそもジェイドとルークなの? ごはんの件は私も最近知りました。一概にいえるのかはわからないけど、自分に関しては結構あたっていると思う。 PR |
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